
日時: 2015年9月30日(水) (1)18:00~ (2)19:30~
会場: ブックカフェギャラリーQuiet Holiday
気持ちよさを追求した動きと間。
シャープペンシルで描かれる繊細な絵。
呟くようなサウンド。
人間や動物たちをそれぞれクローズアップするように、そして同時に社会性を帯びたものととして見つめる視点から伝わってくる温かみと客観性は、観るものの心を捕らえ、揺さぶります。
係
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係には係の仕事があります。
係は係の仕事をします。
それが係です。
監督・脚本・編集・音・アニメーション:和田淳
【6’15″/2004】 |
鼻の日
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気持ちいい鼻にまつわる触覚アニメーション。
毎日が 鼻の日 でありますように・・・。
監督・脚本・編集・音・アニメーション:和田淳
【9’30″/2005】
ノーウィッチ国際アニメーション映画祭 最優秀短編作品
イメージフォーラムフェスティバル 奨励賞
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そういう眼鏡
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素材、由来、意味、価値。眼鏡に対する疑問が浮かんだ時はこう解決すればいい。
「これはそういう眼鏡なのだ。」と。
監督・脚本・編集・音・アニメーション:和田淳
【5’40″/2007】
リオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭 最優秀若手審査員賞
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わからないブタ
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ブタと人と犬の微妙にズレた関係を描くズレアニメーション。
ズレをズレとして許容できるのだろうか。
製作:東京藝術大学
サウンドデザイン:高橋享平
音楽:Luiz Kruszielski
カラーデザイン:尼子実沙
制作アシスタント:田中愛子、大山慶
監督・脚本・編集・声・アニメーション:和田淳
【10’10″/2010】
ファントーシュ国際アニメーション映画祭 最優秀作品
文化庁メディア芸術祭 優秀賞
アナーバー映画祭 Funniest Film
カヴァラン国際短編映画祭 最優秀アニメーション 等
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春のしくみ
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誰でも一年に一度はおそわれるという春のウズウズ感。
この春のウズウズ感のメカニズムの解明に果敢に挑んだ研究アニメーション。
カラーデザイン:尼子実沙
監督・脚本・編集・音・アニメーション:和田淳
【4’20″/2010】
アナーバー映画祭 Funniest Film
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Anomalies
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ネッシーが初めて写真に撮られて80周年を記念して、「Secret Monsters」をテーマにいろんな作家が映像をつくるというイギリスのテレビ局チャンネル4からの依頼で制作された作品。
ネッシーは出てきません。
監督:和田淳
カラーデザイン:尼子実沙
サウンドデザイン:滝野ますみ
音楽:櫻井美希
声:田島由深、Luiz Kruszielski、和田淳
プロデューサー:Abigail Addison at Animate Projects
マスタリング:VET
プロダクション:Animate Projects production for Channel 4
【3’00″/2013】
東京アニメアワードフェスティバル KLab賞
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生態
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多くは有肺類の陸貝で雌雄同体である。
乾燥に弱いためある程度の湿度があるところに生息する。
NHK「テクネ 映像の教室」からの依頼で「ポイント・オブ・ビュー」をテーマに制作。
監督:和田淳
カラーデザイン:尼子実沙
サウンドデザイン:滝野ますみ
【1’00″/2014】 |
和田淳
Atsushi Wada
1980年兵庫県生。
大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学ぶ。
2002年頃から独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。
『鼻の日』(05)がノーウィッチ国際アニメーション映画祭短編部門でグランプリ、『そういう眼鏡』(07)がリオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭で最優秀若手審査員賞を受賞。
『わからないブタ』(10)がザグレブ、アヌシー、広島、オタワの四大国際アニメーション映画祭にノミネートし、ファントーシュ国際アニメーション映画祭でBest film、文化庁メディア芸術祭で優秀賞等国内外の映画祭で受賞。
『春のしくみ』(10)がベネチア映画祭オリゾンティ部門で上映され、『グレートラビット』(12)がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞する。
テレビシリーズ『レイナレイナ』(09)で共同監督として参加、映画『私は猫ストーカー』(09)、『ゲゲゲの女房』(10)、そして2015年10月24日から順次全国公開される『ディアーディアー』(15)でアニメーションパートを担当する。
現在、大手前大学専任講師、大阪教育大学非常勤講師、日本アニメーション協会会員。
http://kankaku.jp/ |
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