日時: 2015年10月30日(金) (1)18:00~ (2)19:30~
会場: ブックカフェギャラリーQuiet Holiday
生き物の小さな視点で世界を見据え、やがては宇宙、生命という大きなものにつながっていく世界観を持つアニメーション。
現在では稀少なマルチプレーンというアナログな技法へのこだわりが、作品に自然な温かみをあふれさせています。
そして、やさしさ、温かさだけではない混沌としたこの世界を、スクリーンの中に封じ込めているのです。
みずたまり
鏡のような水たまりに映し出される世界
監督・アニメーション:鋤柄真希子 【1’24″/2006】 |
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michi
別の世界を生きる二人 チェコのサマースクールで出会った人形アニメーション作家の ナカムラユウコさんとのコラボ作品 監督・アニメーション:鋤柄真希子 【1’24″/2006】 |
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蜉蝣 -mayfly-
儚さの象徴とされるカゲロウの力強い光を描いた作品
監督・アニメーション:鋤柄真希子 【3’10″/2008】 三鷹インディーズアニメフェスティバル審査員賞
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雪をみたヤマネ
冬の草原が静かに雪で包まれる頃、冬眠中のヤマネが夢から目を覚まします。 冬には決して目を覚ますことのなかった、ヤマネに起こった束の間の奇蹟。 監督:鋤柄真希子 【6’15″/2010】 |
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やまなし
蟹らの視線から描かれる小さな谷 川の底の生物の世界。 宮澤賢治の造語「クラムボン」はあまりにも有名。 原作:宮澤賢治 【8’40″/2011】 |
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カラスの涙
夜明け前に、霧が深く立ちこめる時はカラスの弔いが行われるという。雲の中で 魂とその死をよく知るカラスの記憶が融け合い、生命が引き継がれていく。 監督:鋤柄真希子 【8’00″/2013】 文化庁メディア芸術祭新人賞受賞
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けものみち-Kemonomichi-
「けものみち」とは動物がエサを食べたり、休息したり、水場に行ったり… 生活の中で同じコースをたどることで自然とできる通り道。動物たちの散歩道や抜け道のせかい。“けものみち動物病院”のために制作された手描きアニメーション。 監督・アニメーション:鋤柄真希子 【2’35″/2014】 |
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スキマキ鳥獣戯画 -バナナ裁判より-
人形劇とアニメーションがつむぐ動物民譚 舞台作品『バナナ裁判』 JIJO と sukimaki animation のコラボレーション作品。 アニメーション:鋤柄真希子 【2’00″/2015】 |
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鋤柄真希子Sukikara Makiko 1982年 大阪生まれ。2007年 チェコのZlin Film School に短期留学。2011年にJAA ( 日本アニメーション協会 ) に参加。2012年 京都工芸繊維大学博士課程単位取得退学。 |