Vol.6 タマグラアニメーション SUPER BEST 2012-2015(Animation Runs! Ver.)

日時: 2016年2月19日(金) 
①18:00~ ②19:30~ 2回上映
会場: ブックカフェギャラリーQuiet Holiday
・Skypeゲスト
(1)18:00の回・・・ぬQ監督『ニュ~東京音頭』
(2)19:30の回・・・冠木佐和子監督『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』

『タマグラアニメーション』――多摩美術大学グラフィックデザイン学科で制作されたアニメーション。
 同科でアニメーションの授業が開講された1998年以来、様々なスタイルのアニメーションが生み出されてきました。
 近年では国立音楽大学とのコラボ、2013年にはオタワ国際アニメーションフェスティバルのアニメーションスクール部門グランプリ受賞など、更なる活躍をされています。
 今回は2012年から2015年に制作された多くの作品から、Animation Runs!が8本を独自にセレクションさせて頂きました。
 作品群の伸びやかな広がりと、個々の作品の濃厚さをご堪能ください。

 

『ニュ~東京音頭』

手を伸ばしたら、手が夜景を掴んでしまった男。
男は女を連れ、自らの腕の上を渡り、大都会を目指して疾走する。
大金を手にした時の万能感や、せっかく掴んだ幸福を失う愚かさを表現したナンセンスアニメーション。

監督: ぬQ
【4’52″/2012】
『ニュ~東京音頭』詳細データ

『Airy Me』

謎の生体実験が行われる病棟で日々看護師から投薬を受ける被験者
ある時、看護師が被験者のスイッチを押すと、キメラへと変貌を遂げてしまう……。

監督: 久野遥子
【5’41″/2013】
Airy Me』詳細データ

『夢かもしれない話』

事故に遭ったおじいさんが見た夢かもしれない話です。

監督: 朴美玲
【5’00″/2014】
『夢かもしれない話』詳細データ

『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』

恋人に振られた時に見た夢をアニメーションにした。
日本では2011年に大地震があり、そのあとも余震が続き、原子力発電所の問題も我が国日本の今後の大 きな課題である。
そんな不穏な世の中の空気と自分自身の鬱屈した心とが合わさり、脳内でミックスされたものをさらにリミックスした。
夢の中での恋人の顔は不鮮明ではっきりと思い出せず、作中で恋人の顔は尻になっている。
また、彼は浣腸が好きな人だった。 

監督: 冠木佐和子
【2’57″/2013】
『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』詳細データ

『想い雲』

ケンカをした2人の少女が、仲直りをするまでの過程を描く。

監督: 中舎康平
【5’49″/2014】
『想い雲』詳細データ

『Steel Gears Sheep Heart』

外身は人間、しかし彼女の心臓は鋼の歯車でできている。
そんな彼女は主人と飼っている羊の生命の鼓動に憧れ罪を犯す。
SFの巨匠フィリップ・K・ディックの傑作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」から着想を得た透過光を利用した切り紙アニメーション。

監督: 加賀遼也
【3’35″/2015】
『Steel Gears Sheep Heart』詳細データ

『息ができない』

主人公の少年は、小学校のプールの授業中、ふざけた勢いで友達を溺れさせてしまう。
自責の念に苛まれる少年の足元からはどんどん水が湧いて出て、徐々に水位が上がっていく。
やがて少年は水に飲み込まれ、一人足のつかない水中に取り残される。
少年の憂鬱とした心情を描いたサンドアニメーション。

監督: 木畠彩矢香
【6’10″/2015】
『息ができない』詳細データ

『S -The Birth of Psycho』

全編をダークなフィルム・ノワール(犯罪映画)風に仕立てた連続殺人鬼誕生の物語。
しかしその世界観とキャラクターは、なんと『おさかな』である。
主人公であるマグロ刑事の活躍が陰影を効かせたアメリカンコミックテイストの絵柄で描かれる。

監督: 金禹賢(キム・ウヒョン)
【9’35″/2015】
『S -The Birth of Psycho』詳細データ

 

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