「花開くコリア・アニメーション」は、韓国のインディーズ・アニメーションを紹介する上映会です。
韓国には「インディ・アニフェスト」というインディーズ・アニメーション作家のための映画祭があります。
「花開くコリア・アニメーション」は、この「インディ・アニフェスト」の日本巡回上映会です。
2008年に東京で始まり、翌2009年には大阪、そして2010年からは名古屋でも開催しています(2009年までは「Link into
Animated Korea」という名称で開催)。
最新の韓国インディーズ・アニメーションを紹介すると同時に、ゲスト・トークや懇親会などを開催し「作り手を身近に感じることができる」イベ
ントを目指しています。
2019年 7月19日(金)
韓国短編プログラム1:18:30~
韓国短編プログラム2:20:00~
一般:
1プログラム: 800円+1ドリンクオーダー
2プログラム:1000円+1ドリンクオーダー
高校生以下:
1プログラム:500円
2プログラム:800円
ブックカフェギャラリーQuiet Holiday
〈JR・山陽姫路駅より姫路城方面(北)に向かって徒歩約10分〉
「妖怪進撃図」は、掛け軸の封印から解放された妖怪と、科挙の試験に落ち続けて、出世や栄
華のみを求めていた朝鮮時代のソンビ(士大夫)との物語です。
日常の平凡で小さな幸せを見落として生きてきたことを、後になって悟るという内容を描いています。
監督:パク・セホン
【 2018 / 7′13″ 】
机と椅子にまつわる、さまざまなアイデアスケッチのアニメーション。
机と椅子を取り巻く関係、社会的現象、自由な想像を表現する。
構成は、「完璧なパートナー」「あなたの隠し場所」「逃亡者=食卓共同体=一方的な関係」「重荷」「圧迫」「出会い工場」「対話」の順で構成
されている。
監督:カ・スヨン
【 2017 / 3′10″ 】
漢江に漂着したまま、放置され腐っていくクジラ。
奇妙な現象が起きるが、都市の誰も気に留めず、犬や鳥たちだけが、クジラの周りをうろつく。
ある時期に韓国を包んでいた、憂鬱な風景の記録。
監督:キム・ボソン
【 2018 / 5′50″ 】
突然の窒息で死に、あの世に着いた男ドンフィ。
審判官は彼に「人を殺したので、地獄に行かなければならない」と告げる。
ドンフィはあちこちたらい回しにされ、自分の無実を主張するが、証明に必要な書類が多すぎて……。
監督:キム・イルヒョン
【 2018 / 9′47″ 】
年老いた2人の旧日本軍人が、中国戦線で目の当たりにした惨たらしい出来事について証言す
る。
※PG12相当(親または保護者の助言があれば12歳未満の方でも鑑賞可)の描写がありま
す。
監督:キム・ジュンギ
【 2017 / 13′55″ 】
水泳が得意な14歳の少女キム・ブンオ(韓国語で”金魚”の意)。
プールの授業の後、わき毛が生えてきたことに気づく。
ぐんぐん伸びるわき毛を片思いのスヒョクに見つかり、はさみで切ろうとするが、生命体のように動き回るわき毛は、簡単には切らせてくれな
い…。
監督:チョン・ダヒ、クォン・ヨンソ
【 2017 / 6′32″ 】
誰もが”運命の相手”を探しに月へと行く世界。
孤独なノードは相手を探したいが、誰も気に留めてくれない。
自分と似たような境遇のトンチに出会うが、彼女にも無視される。
監督:チェ・ユジン、キム・ミョンジュ
【 2018 / 8′26″ 】
徐々に気力を失っていく老犬の姿を、受け入れがたい家族たち。
一家は再開発地域となった家から引っ越すことになるが、老犬は家を離れたくないのか、かたくなに吠えまくる。
長男の家へと連れて行かれた老犬は、間もなく家族のもとを離れ元の家へと戻り、野良犬として生きていこうとする。
監督:チェ・ミノ
【 2018 / 17′00″ 】
ユニとソンゲの夫婦は、倦怠期を迎えている。
妻に「愛している」と言いたくないあまり、ニワトリに変身してしまった夫。
年をとり立派な角の鹿へと変身し、家族に暴力を振るう父。
みんなが変身していく。
そしてユニ自身も、自らの変身に気づく。
監督:パク・ジヨン
【 2018 / 11′27″ 】
”子ども”は、母親が自分に示してくれる愛のかたちが、父親への愛と異なることを知
る。好奇心半分、怖さ半分、”子ども”は自分なりの対応策を探す。
監督:キム・ジョンヒョン
【 2018 / 6′04″ 】
父親と息子には、尻に同じ形のあざがある。
息子は、父親のあざを消せば自分のも消えると信じて、垢すりで父親のあざをこする。
しかし、なかなか消すことができない。
監督:キム・ガンミン
【 2017 / 4′12″ 】
別れた恋人。
過ぎ去った思い出をかみしめ、今、最後の別れを準備する。
監督:チェ・ハニ、チェ・ソヒョン、小川泉、戸張茉衣子、
パク・キョンミ、イ・ジウン、キム・ゴウン
音楽:タマ・ローズ
【 2018 / 4′22″ / 韓国・日本 】