vol39 Cプログラム


三木はるかるた2017
【2018年/29分】
三木はるかるた2017
31歳。
作家として芽が出ず、不安定な収入、恋人にも距離を置かれ、心はマイナス方向に傾きます。
せめてこの気持ちをかたちにしたいと自虐短歌を100首作りました。
プライベートな悩みやけったいな恋愛観が詰まった歌たち。
かるたにしてみんなで遊んでみましょう。

★イメージフォーラム映像研究所第41期卒業制作展卒業生作品セレクト集選出


非同一性不可逆的反復再生
【監督:櫻井篤史/15分/2000年】※招待上映
非同一性不可逆的反復再生
この映画は3部構成のオムニバスである。
映画を見るにあたって本来とるべき懐疑的な姿勢を助長する内容なので、ドキュメンタリーのファンの方には、特に見ていただきたい。
映画の中にもこの世の中にも、事実はひとつだが真実は無数にあって、実は皆その事に気付いていないと思われる。

◎作品について(監督より)
この作品を初めて公開した土地は兵庫県であった。
兵庫県在住の映像作家、故小池照男氏らが発起した2001年の映画祭の事で、本作がハンガリーの実験映画祭『RETINA 2000』にて作品賞を受賞し、その凱旋企画として企画された。
映画の構造自体をテーマに据えた映画をメタフィルムと称するならば、人生そのものを生きる事はメタ人生というのだろうかなどと妄想しつつご覧頂ければ幸甚である。
2020年、本作は東京フェイクドキュメンタリー映画祭でグランプリを頂いたが、その授賞式に参加された三木はるかさんから熱烈なお褒めのお言葉を頂いたので、今回この作品を選定させて頂いた。


わたしは恋人
【2021年/12分】
わたしは恋人
セルフ・ドキュメンタリーの三木はるかは自作の映画で脱ぎません。
脱ぐと映画が意図せず「高尚な」ものになってしまうから。
もちろん裸の表現は「脱げばいい」わけではなく「脱ぐべき局面で脱ぐ」から映画として成立し、覚悟がみえるから痛快なのです。
でも、この世界に一本くらい「迂闊な脱ぎ」があってもいいと思うのです。

★自分勝手にしやがれ 自作自演ドキュメント6人展選出


※上映後、ゲストの映像作家・櫻井篤史氏とのトークを行います。


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